高級イタリアンでコース料理を楽しむ際のマナー

お店の入り方や席の座り方から優雅に

イタリアンというとパスタ専門店やピザ店などカジュアルなお店がイメージされますが、最近では都心部を中心に海外一流ブランド店が手掛ける高級イタリアンレストランなども増えています。
高級イタリアンでディナーに招待されたり、デートなどに奮発して予約をしたといった際に恥ずかしくないマナーを覚えておきましょう。
女性の方や目上の方と一緒にお店に入る際には、男性や部下や年下の方がエスコートするのが礼儀です。
日本の伝統だと、どうしても男性優先となりがちですが、女性が一緒の時は年齢や立場に関わらず、たとえ部下であても女性に先に入店してもらうのがマナーです。
特にデートの時にはご自分が予約したお店で、女性が初めてのお店であっても、女性を先に通し、男性は後からついていきましょう。
テーブルに案内されても勝手に座らず、まずは女性や目上の方がウエイターにイスを引いてもらって着席するのを待ち、続いてご自身のイスをウエイターに引いてもらい座るようにしましょう。
自分でイスを引いて腰掛けるのはNGで、スマートではありません。
イスとテーブルの間は握り拳2つ分くらい空けて、背筋を伸ばして深めに腰掛けると優雅です。

カトラリーの使い方のマナー

予め並べられたカトラリーは料理が運ばれてくるのに合わせ、外側から内側に順に使っていけば問題ありません。
万が一間違えてしまってもウェイターが新しいものをさりげなく持ってきてくれますので、恥ずかがってあまりに落ち込む必要はありません。
カトラリーは利き手を問わず、ナイフは右、フォークは左に持ち、肘から先を使い、キコキコと金属音や食器と触れる音を立てずに静かに頂くのがマナーです。
もし、左利きの方で利き手を使わないと食べるのが難しい方は、カトラリーを並べる際にウエイターに依頼して左右逆に置いてもらうのがスマートです。
食事の途中ならナイフの刃は内向きに、フォークの先を下向きにする形でハの字に置きましょう。
コース料理の場合は1皿ずつ食べ終わったタイミングで皿を下げて、新しい料理が運ばれてくるので、1皿食べ終えたら、お皿の上にナイフとフォークを柄が斜め下に来るように揃えて置いて、ウエイターに合図を送ります。

気を付けたいマナー

たくさん並べられたカトラリーや、パンを食べたり、ワインを飲もうとして、うっかりナイフやフォークを床に落としてしまった場合、あなたならどうしますか。
急いでご自身で拾ってしまうケースが多いものですが、これはNGです。
同じテーブルの方に失礼を詫びたうえで、ウエイターをアイコンタクトで呼び、新しいものを用意してもらいましょう。
落としたカトラリーもウエイターがフォローしてくれます。
ウエイターを呼ぶ際は、すみませんと大声で呼んだり、手を挙げるのもNGです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です