日本でも根付いた人気メニュー
日本でイタリアンといえばピザやパスタがメジャーですが、よくあるパスタ店やピザ店で食べるものと、本格的なイタリアンレストランや本場で修行したシェフなどが作るピザやパスタは少し違います。
たとえば、最近では日本でもメジャーとなっているピッツァ・マルゲリータは日本でよく見かける黄色いチーズではなく、白っぽいチーズが特徴です。
これは牛の乳ではなく、水牛の乳から作られるモッツァレッラチーズが使われているためで、トッピングも日本でメジャーなピザのようにサラミやベーコン、ピーマンに玉ねぎとたっぷり乗せるのではなく、シンプルにトマトとバジルだけ、本場ではこれにオリーブオイルを回しかけて頂きます。
本格的なレストランやピザ専門店に行ったら、ぜひ食べてほしいおすすめピザです。
本場を感じるパスタを食べよう
パスタといえば、ミートソースなどが有名ですが、より本格的なイタリアンをいただくなら、ボローニャ料理の代表メニューであるタリアテッレ・アル・ラグーがおすすめです。
卵をつなぎにした平たい形が特徴のタリアテッレというパスタを用い、牛肉にパンチェッタチーズや玉ねぎ、トマトなどを使ったラグーというミートソースを絡めた伝統的なパスタです。
ラザーニェもイタリアで親しまれている板状のパスタで、日本ではラザニアとして、こってり系が好きな方にファンが多いメニューです。
ラザニアとベシャメルソースにミートソースにチーズを何層にも重ねたうえで、バターを散らしてオーブンでこんがりと焼いたもので、ナポリ地方の代表メニューとなっています。
イタリアの名産品が味わえるメニュー
イタリアンといえばオリーブオイルをたっぷり使うイメージがあり、パスタやピザ、サラダなどにもふんだんに回しかけて食べるのが本場流です。
オリーブオイルを使った揚げ焼きメニューも、おすすめメニューの1つで、例えば、日本でもイタリアンバルでのおつまみや、デパ地下のデリ惣菜として人気なのがライスコロッケです。
シチリア地方の名物料理で、正式にはライスコロッケ・アランチーニと呼び、湯炊きした米に溶き卵とすりおろしたパルミジャーノチーズやペコリーノチーズ、トマトピューレを混ぜ合わせ、塩、胡椒で調味したうえで、パン粉をまぶして揚げた料理です。
ご飯を使っているので日本人にも馴染みやすく、ワインやビールにも合います。
お洒落なイタリアンレストランやデリで見かける、ペペローニ・インボッティーティもおすすめです。
ナポリの代表的な食材であるパプリカにナスやオリーブ、ケッパー、アンチョビなどの詰め物をしてグリルでじっくり焼いたヘルシーなお惣菜です。